全国公開中の映画『山田くんとLv999の恋をする』を、たくさんの方にご覧いただいた感謝の気持ちを込めて、W主演の作間龍斗さんと山下美月さん、そして本作のメガホンをとった安川有果監督が登壇し、公開御礼舞台挨拶をおこないました。
上映が終了したばかりの会場に、この日は客席を通って作間さんと山下さんが登場し、たくさんの拍手と歓声で大盛り上がり!
山田を演じた作間さんは「ポップコーンのいい香りがしますね!塩味のポップコーンをこの後食べようと思います」と会場の笑いを誘いつつ「大ヒットということで周りからの反響も感じていて、たくさんの方が観ていただいていると聞いています。」と、茜を演じた山下さんは「私はチュロスが食べたくなりました(笑) 中には今日が二回目、三回目の方もいると思うんですけど、本当に皆さんに愛してもらえる作品になって嬉しいです。今日は短い間ですがよろしくお願いします。」と挨拶しました。
続いて監督は「とにかくキャスティングが素晴らしいという声が多くて、そんな素晴らしい方々とご一緒できた幸せを嚙みしめながら感想を読ませていただいていました。そんなキャストのお二人と今日は色々お話できたらと思います。」と挨拶し舞台挨拶がスタート。
公開から1週間が過ぎ、まわりからの反応について「親戚ももちろん、同じ事務所のタレントからも見たよの報告をもらって。『山田と茜だった』、『原作のままだった』という言葉が嬉しいですね。」と作間さん。
山下さんは「SNSで“山田くん 実写”で検索してるんですけど、アニメとかマンガの実写化をしてほしくないという方々からもこの映画は『本当にすごく面白かった』という声をいただいたりとか、『実写ならではの良さがある』という声など本当に温かく観ていただいて良かったです。」と話しました。
監督から「作間さんに衣小合わせを2回していただいて、原作のましろ先生の適格なアドバイスに助けられて山田のイメージにぴったりの衣装になって。幸せな制作現場だったと思います。山下さんも髪の色を変えてくださって。」と早速制作秘話が飛び出すと、山下さんは「髪の毛がチリチリになりました(笑)リアルにボサボサなシーンとかあったりして」と笑顔で話しました。
大人気作品の実写化ということで特に意識した事を聞かれると作間さんは「ましろ先生とお話しさせていただいて、山田のイメージを例えばこういう方みたいにと具体で教えてくださって理解が深まりました。原作ファンなので、色々裏話が聞けてお得だなと思いました。自分なりに思いを込めて演じた役だったので、そう言ってもらえるのはすごく嬉しいですね。」と語り、好きだらからこそのプレッシャーについて問われると「僕でいいのかというのはずっとありましたし、今もあります。お話いただいたからにはしっかりやりきらないといけないなと感じながら演じました。」と自信をのぞかせていました。
山下さんは「茜ちゃんは原作の中で天真爛漫で明るい女の子なんですけど、実写でテンション感をどうするのかというのが課題としてありました。やりすぎるとおバカな女の子になっちゃったり、自分が考える茜ちゃんと違うなとおもったので、そこのテンション感を毎シーン丁寧に作ってましたね。」と役作りについて語りました。
現場での二人の様子を聞かれると監督は「全シーンそんな感じです。現場では、お二人が本当に山田と茜だったので。番宣で作間さんの意外な部分が見えて作間さんこんな感じの方だったんだと知りました(笑)」とPR中の作間さんの印象を話していました。
監督が続けて「山下さんは毎週遊園地に通っていて体力お化けだと思ってたんですけど、役作りの一環だった事を知って、すごく感動しました。」と絶賛すると、山下さんは「この作品の撮影期間中は、常にテンションを上げるようにしてました。」と明かしました。
作間さんからその点で「スタッフさんと一緒にみたいなのはいいなと思いますね。でも一日だけみんなのテンションが低い日があったんですけど、撮影が押して遊園地に行けなくなってしまったらしくて。どうにか元気出してくれないかと思ってました。」と撮影の裏側エピソードを明かした。
笑いが起こるラブコメの要素に加えて大人も楽しめる恋愛部分にも好評が集まっている本作。
山田と茜の距離が近づくにつれて、エモさが増していくという反響があがっている事をうけて、作間さんは「最初はCGが多くて可愛らしいんですけど、終盤につれて人間模様も映し出されているので温かみを感じますし、エモいに繋がってるのかと思いますね。」と回答。
山下さんは「茜が塩対応の山田に振り回されるのかと思いきや実は誰に対しても気さくな茜をみて山田が成長というか変化していくストーリーになっていると思います。山田は高校生なので大人としての自制心というか、茜が自分の気持ちをストップさせているところもポイントになっていて、映画の最後に山田が高校を卒業して二人のこれからが想像できるのが素敵だなと思いました。」とエモいポイントについてコメントしました。
監督は「山田くんは今までのラブコメにないキャラクターで。少女漫画は男の子側がグイグイいく感じが多い印象だったんですけど、茜も気持ちをちょっとストップさせたりとか、相手の状況をみてグイグイいくだけじゃない優しさもある。そのポイントは映画でも守りたいと思いましたし、ポップに振り切るというのもやりたい事だったので、その両方をこの作品に入れられたかなと思ってます。」と作品への想いを語りました。
作間さんは「マンガの部分もアニメの部分も踏襲できるというか。ゲーム画面があるからこそ叶う作品でもあると思います。アニメ版も好きなので、そういう体験が同時にできる映画って中々ないと思うので、実写で合体できるというのが良いところだと思います。」
山下さんは「もぐらさんが演じる鴨田さんですかね。面白いけど恋愛の軸に邪魔してこないというか、ついつい見ちゃいますね。」と注目ポイントを明かしました。
作間さんは「バレたかのシーンはたくさん撮りました。一番最後に撮ったものが使われていて。ニヤッとしてますけど、あれほぼ作間なんですよ(笑)」と原作でも人気なワンシーンをあげると、監督は「やんちゃな山田が漏れ出る唯一のシーンなので、もうちょっといってほしいと思ったので」と懇親のシーンだと回顧していました。
山下さんは「各キャラクターの部屋がすごくて。リアルに茜ちゃんこれもってそうとか、山田は逆にゲーミングのデスクとベッドまでが距離があるのに物が全然なくて。キャラクター性がしっかり表現されているのがすごかったですね。」と話すと、監督も「茜の部屋に群馬出身なのでぐんまちゃんがいたりとか、瑠奈の部屋には肉好きの設定からマンガ肉のクッションがあったりと遊び心が隠れています。」と何度見ても楽しめるコアなポイントをアピール。
4月11日(金)よりコメンタリー上映が決定し、舞台挨拶中に発表されると会場から拍手が!作間さんは「皆さんが思ってることをキャストが全部話してくれるので面白いと思います!」とおススメし、山下さんからも「前半と後半で話してるキャストがチェンジするんですけど、前半のチームは作品のキャラの雰囲気でやっていて、後半は4人で録音しているんですけど本当の同級生がしゃべってるみたいな。」とコメンタリーの内容が更に気になるコメントが飛び出しました。
最後に作間さんは「こうやって舞台挨拶に立たせていただくのは最後のようなので、たくさんの方にまだまだ観ていただきたいですし、この作品は映画版が初めてという方にも楽しんでいただけたらと思います。僕もポップコーン食べながら劇場で楽しみたいと思ってます。とりあえず劇場にたくさん行ってください!」と呼びかけ、山下さんは「この作品に携わってくださったみなさんの緊張とかたくさんの思いを抱えながら無事に公開して、私たちも必死になって作った作品ですので、まだまだたくさん愛してもらえたら嬉しいです。」とメッセージを送りました。
監督は「私の友人や男性の方からも『山田がすごくかっこよくて惹かれた』とか、お子さんも見てくれているようで、幅広い世代の方が楽しめる作品になっていると思いますので、映画を観て気にいっていただけたら広めてもらえると嬉しいです。」と挨拶し舞台挨拶を締めくくりました。